次世代の白内障・硝子体手術システム
― 新しい技術で、からだにやさしい設計 ―

当院では、白内障手術と網膜硝子体手術の双方に対応できる「UNITY® VCS」を導入しています。2025年9月にわが国での販売がはじまった本手術装置は、一台で幅広い手術に対応する統合システムです。
白内障手術では、超音波を用いた乳化吸引により水晶体の除去を効率的に行うことができ、スムーズに行えるよう設計されています。硝子体手術では、1分間に最大30,000回という切除速度を備えており、精密な処置に適しています。
さらに、安定した状態で手術できるよう、眼の中の水の循環を調整する仕組みを備えています。これらの特徴により、手術をより安定した環境で行うことができ、さまざまな症例に対応できる装置です。
ただ白くなった水晶体を取り除くだけではなく、「見え方の質」にこだわった白内障手術を。

当院では、乱視の矯正も同時に行える国際標準の先進システム「アルゴス」を導入しています。
手術前に、患者さんの目をレーザーで正確に測定し、乱視矯正のための緻密な手術計画が提案されます。手術中はその情報を顕微鏡にバーチャルリアリティーとして映し出すことで、より精密な手術が可能に。
術後の裸眼視力の向上が期待でき、眼鏡への依存を減らせる可能性も高まります。
白内障・緑内障・角膜疾患のより正確な診断を。

当院では、白内障・緑内障・角膜疾患の診断に、先端医療機器である「カシア2」を導入しています。より正確な白内障手術への支援、閉塞隅角緑内障のリスク評価、不正な角膜乱視の検出などにおいて、他の検査機器では達成できない、より深い情報が得られます。
より安全で質の高い治療を行うために欠かせない最新技術です。
目に触れずに、10ミクロン単位で視神経や網膜の状態をチェックする。

この検査は、網膜や視神経を高精度に観察できる最新の画像検査技術で、緑内障や黄斑の病気の早期発見・経過観察に大きく役立ちます。
血流の状態も評価できる、高グレードの光干渉断層計です。
目に負担をかけない非接触・非侵襲の検査ですので、安心して受けていただけます。
緑内障の治療には、すべての選択肢から、あなたにとって最善の方法を。

当院では、経毛様体光凝固術に対応した、世界標準のレーザー装置 CycloG6を導入しています。この治療は、適応となる方は限られますが、体への負担が少なく、眼圧を下げる効果が期待できる方法です。
さらに、SLTレーザー治療や低侵襲緑内障手術(MIGS)などの選択肢をご用意し、
患者さん一人ひとりの病状に応じて、最も適した治療をご提案しています。