![](https://tokorozawa-ganka.com/wp/wp-content/uploads/2024/12/info_bg.jpg)
加齢黄斑変性症
加齢黄斑変性症
黄斑部は網膜の中心にあって、ものを注視する際に中心になる重要な場所です。加齢黄斑変性はこの黄斑部に生じる病気です。病気の原因は十分に解明されてはいませんが加齢が大きな要因になっており、年齢が上がるとともに増加する病気です。網膜下に病的なもろい新生血管ができて瘤のように盛り上がったり、新生血管から滲み出た液が網膜内や網膜下にたまったり出血して黄斑にダメージを与えます。
視界の中心が歪んだり、暗くなったり、視力が低下したりします。
病状が進行すると文字が読めなくなるなど生活に大きな支障を生じます。
根治治療はありません。なるべく視力を維持していくために、病状の活動性を停止させるのが治療の目標となります。活動性の所見(出血、黄斑浮腫や網膜下液)に対して新生血管の成長を助ける血管内皮増殖因子(vascular endothelial growth factor:VEGF)を抑える抗VEGF薬を目(硝子体内)に注射して活動性を抑えていきます。注射は点眼麻酔で行います。注射治療は入院の必要はありません。
喫煙は加齢黄斑変性の悪化要因として知られておりこの病気になってしまったかたには禁煙をおすすめしております。
また、ルテインのサプリメントが発症の予防に効果があることがわかっております。
TOP